日本での空き巣被害(侵入窃盗)は、年間約8万件発生しています。
そしてその犯人のほとんどが常習犯と言われています。
そんなプロに対抗するためには、事前の準備が大切となります。
空巣を行うために犯人が行うこと
空き巣場所の選定・下見とリハーサル
空き巣が喜ぶ家とは?
「侵入のしやすさ」
「逃げやすさ」
どんな家が侵入しやすい?
空き地・駐車場・スーパー・ 神社大型敷地店舗・
公園・観光地・人通りが多い場所
- 敷地に死角があり、表から犯行が見えない。
- 2階へあがるための足場がある。
- 夜間、家のまわりに暗がりができる。
- 窓にクレセント錠だけで、窓破りが簡単そうである。
- ポストに郵便物がたまっている
- いつも洗濯物が干しっぱなしになっている
空き巣に入る家を見つけたら、何度も下見をします。
家族構成や、不在になる時間等の生活パターンを調べ上げ、犯行を計画します。
チャイム・電話などでも確認するとも言われていますので不審なチャイムや電話には敏感に気を付けましょう。
確実に実行できる時間帯で犯行を実行
空き巣というのは、
大体が用意周到の犯罪です。
狙った家の不在時に5分で犯行を実行します。
空き巣が狙いやすい時間帯
警視庁の統計では、平日10時~16時が一番多い時間帯と言われております。
一般的に、平日のこの時間帯は学校や仕事でだれもいない時間帯だからです。
また、空き巣の多い季節は、春と秋
季節的に、一番自然で風が気持ちいい時期となるため、窓を開けっぱなしにする人が多くなります。
空き巣の侵入手口
侵入手段
1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|
無施錠 | ガラス破り | ドア破り |
無施錠
意外かもしれませんが、一番多いのは無施錠による空き巣被害なのです。
ちょっとしたゴミ出し、ちょっとした庭作業中、換気のための風呂の窓あけっぱなし、
単純に鍵のかけ忘れ、
空き巣にとっては、鍵のあいた家なんて、ご褒美物件ですよね?
毎日の習慣を見直しましょう。
窓ガラス破り
よくドラマでみる手口ですが、無施錠と同じくとても多い手段です。
従来の家には多くのクレセント錠がついています。
そのクレセント錠の周りのガラスを割り、クレセント錠を回し、窓をあけ侵入します。
ガラスを割る手口は、ドライバーを使ったこじ破り、バーナーを使った焼き破り、バールなどを使った打ち破り、など様々です。

家の窓が、クレセント錠になっている方は、補助錠の設置、防犯ガラスや防犯シート等の防犯対策を早急に行いましょう。
